1. 明治大学MBAの概要
明治大学ビジネススクール（MBS）は、日本国内でMBAを取得できる社会人向けの大学院プログラムです。
MBSは、日本初の国際認証EPASを取得した国内MBAスクールであり、働きながらMBAを取得できるように
平日夜間と土曜日に授業が行われています。
研究科名称：グローバル・ビジネス研究科グローバル・ビジネス専攻
駿河台キャンパス: JR・各線御茶ノ水駅から徒歩3分
課程：専門職学位課程
学位：経営管理修士（専門職）
入学定員 ：85 名
学費 :4月入学3,266,000円（2年間）、9月入学3,269,000円（2年間）
※専門実践教育訓練給付金（2年間で最大112万円）の対象です。
授業時間帯：平日夜間、土曜日昼間・夜間
授業は、働きながら通学することができるように、平日夜間と土曜日に授業が実施されています。
平日は6時限目18:55～20:25、7時限目20:30～22:00
土曜日は1時限目9:00開始～6時限目20:40終了
明治大学MBAでは、事業承継を中心としたファミリービジネスおよび新規事業やスタートアップの立ち上げなどの
人材の育成も打ち出しているところが、ほかの国内MBAとは違った特長となっています。
1年目の必修科目では、マネジメント基礎論、マーケティング基礎論、アカウンティング基礎論、ファイナンス基礎論
Global Business Studiesの5科目があります。4つの基礎論は英語での履修も可能です。
ほかの大学では、経営戦略と人材組織マネジメントは分けている学校が多いのですが、明治はマネジメント基礎論で
戦略と現代企業のマネジメント課題を議論する科目となっています。
そのため、戦略の講義回数は4回となっており、専門科目もありますが、少し個人的には物足りない印象があります。
共通科目群では、ビジネスデータ解析、AI活用とディープラーニングの基礎、自己表現（プレゼンス）、
グローバルビジネス研究（海外研修）などがあり、分析手法やビジネスで活かせるスキルの習得ができるのが特色です。
明治MBAでは、ファミリービジネスやスタートアップ向けに分野横断的に学べるクラスター制度を導入しており
体系的に知識を学べるようになっています。
2年目は指導教員の指導のもと、学習の集大成として論文を執筆することが卒業要件の一つとなっています。
2. 明治大学MBAの入試情報
明治大学MBAの入試は年3回実施されており、4月と9月の二つの入学時期が選べます。
入試は「A方式の一般入試（社会人選抜）」と「一般入試（B方式）」の二つがあり、面接試問を中心に行われます。
また、研究計画書の作成が重要な要素となります。
ここで、A方式は、入学の1年前時点で24歳以上かつ職務経験（学生の傍らのアルバイトを除く）2年以上ある方がA方式で、
この条件を満たさない新卒などはB方式となります。
A方式とB方式で研究計画書に記載する内容が若干異なります。
倍率は2倍を超えています。おそらく、これは税理士試験免除での入学者が多いためではないかと推察します。
明治MBAの研究計画書は、A方式の場合、自身の職務経験や社会的活動から生じた問題意識や課題を叙述し、
それに基づく本研究科での学習計画と研究テーマ（現時点で考える修士論文の内容）を
それぞれ作成するように求められています。
ほかの国内MBAとは異なり、フリーフォーマットでA4で8枚までとなっており、文章構成やプレゼン力も
求められる内容となっています。A4で最大8枚以内なので、もし8枚まで書く場合はかなりのボリュームとなりますので、
作成に時間がかかる場合があるため余裕を持って取り組みたいところです。
また、研究テーマも、あらかじめマネジメント、マーケティング、ファイナンス・リアルエステート、ビジネスロー、
アカウンティング（会計または税法）の5つの領域の中から事前に選択してテーマを決める必要があります。
面接は3名の試験官と10～20分程度の質疑応答が行われ、研究計画書に基づいて行われます。
研究計画書がしっかりかけていれば、十分合格ができる学校です。したがって、研究テーマを含めてしっかりと
作りこむことに専念してください。
3. 明治大学MBAのカリキュラム
MBSでは、ファミリービジネス・クラスターやスタートアップ・ビジネスクラスターなど、特徴的な履修モデルを提供しています。150科目以上の中から自身の業務に関連する授業を選択でき、ゼネラリストやスペシャリストとしてのスキルを体系的に学べるカリキュラムが整っています。
4. 明治大学MBAの取得メリット
明治大学MBAを取得することで、経営学の専門知識や実践的なスキルを身につけることができます。
また、国際認証(EPAS)を受けたプログラムであるため、国際的にも認められた教育を受けることができ、
キャリアの幅を広げることができます。
税理士を目指す方には、MBA取得で税理士試験の試験科目一部免除申請が可能となっており
税理士試験に取り組まれれている方にとっては魅力的でしょう。
弊校では、明治MBAについても合格実績をもっており合格データのストックがありますので
何かご不明点などがあれば、お気軽にオンライン面談のご依頼をいただければと思います。