Contents
関西学院大学大学院 経営戦略研究科(ビジネススクール)とは
関西学院大学大学院の経営戦略研究科(ビジネススクール)は、2005年4月に開設されたスクールです。経営戦略研究科の企業経営戦略コースと新卒などを対象にした全日制のコースである国際経営コースから構成されています。ここでは、企業戦略コースについてご紹介します。
関西学院大学経営戦略研究科
1.関西学院大学大学院 経営戦略研究科 企業戦略コースの概要
キャンパスは大阪梅田キャンパス。大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14階
授業は平日の18:30~21:50と土曜日の9時~20時30分、日曜日の13時~19時55分
学位は、経営管理修士(専門職)
企業経営戦略コースは、専門実践教育訓練給付金の対象講座で2年で最大112万円。
※「中小企業診断士養成プログラム」は対象外。
4月入学は、11月と2月入試、9月入学は6月入試となっています。
2.カリキュラムと教育内容の特長
関西学院MBAの特長の一つが6つの専門コースを設けていることではないでしょうか。
特に、自治体・医療・大学経営のプログラムが組み込まれているのは珍しいかと思います。
また事業承継やテクノロジーマネジメントなど、自分に合ったプログラムを選択できるのも
魅力かと思います。
1年次は、コア科目、ベーシック科目を中心に履修し、ビジネスを学ぶ上で基礎となる知識や技能を修得します。
2年次は、アドバンスト科目を中心に履修します。
プログラムや「課題研究」の教員を決定し、MBA教育の集大成として、自らが設定した課題を研究します。
コア科目としては、企業倫理、英語コミュニケーション、統計学、経営学、会計学、経済学を学びます。
さらにベーシック科目では、経営戦略やマーケティング・マネジメント、
コーポレートファイナンス基礎、人的資源管理などの選択必修科目が用意されています。
上記の専門コースにもそれぞれ必修があるので、専門分野を深く学ぶことができます。
関西学院のベーシック科目がほかの国内MBAではコア科目に当たるかと思いますが、
関西学院MBAのコア科目ではもっと基礎的なことから学ぶことができるようになっています。
3.入試対策のポイント
関西学院MBAの場合、求められている内容に合致した書類を書けるかが一つのポイントになります。
書類選考と面接で70点の配点となり、筆記試験の出来が悪くても、
書類と面接の出来でカバーできるため、書類と面接が合否を左右します。
面接も書類に基づいて行われますので、しっかりと書類づくりを行いましょう。
4月入学には、中小企業診断士養成プログラムの人数が含まれていますが、
それを除くと、倍率は2024年は1.29倍、2023年は1.19倍、2022年は1.23倍と1.2倍前後で推移しており、
しっかりと学習計画書と面接の対応ができれば問題はないかと思います。
学習計画書について
2025年の募集要項を見ると学習計画書については以下のような記載があります。
(1)ビジネススクール(経営戦略専攻)「企業経営戦略コース」志望の理由
(2)学習計画(「課題研究」テーマの説明、そのテーマを選んだ経緯、そのテーマと
自己の経験との関連等を枠内におさまるよう記載してください。
また「課題研究」へ至るまでの学習計画を記載。)
以上の内容をA4 それぞれ1枚の合計2枚でまとめる必要があります。
学習計画書の注意書きには、
「課題研究論文は、問題をとらえる枠組みとそれを利用した分析、仮説を裏付けるデータなどが要求される。
こうした論文の作成を通して、論理的な思考能力とデータを元にした明快な分析能力、
文書の作成能力が養われる。」との記載があり、定量的な分析を求めていますので、
それに合わせた研究テーマを選択しておくほうが望ましいと考えています。
4.まとめ
中小企業診断士養成プログラムとは違って、倍率もほかの国内MBAに比べるとそれほど高くありません。
そのため、研究計画書の作成と面接で点数を確保できれば、筆記試験の出来が悪くても合格が可能な
学校です。また、6つの専門職学位課程から自分が深く学びたい分野を学ぶことができるのも魅力かと思います。
関西学院MBAについては、定期的に合格者を輩出しています。試験についてご相談などがあれば、お気軽にお問い合わせください。
関連記事はこちら