ブログ
BLOG

MBA 思考術

MBAスキルの真髄: ロジカルシンキングが経営判断を変える

ロジカルシンキングとMBA

ロジカルシンキングとは

まずロジカルシンキングの特徴として、論理の一貫性、客観性、そして体系的な問題解決方法が挙げられます。これにより、複雑な問題を整理し、効果的な解決策を見つけることが可能となります。

2. ロジカルシンキングの重要性

2.1: ビジネスにおけるロジカルシンキングの役割

ビジネスの世界では、ロジカルシンキングは非常に重要です。なぜなら、ビジネスの意思決定はしばしば複雑な状況で行われるため、論理的な思考が求められるからです。たとえば、マーケティング戦略の策定や財務分析など、ロジカルシンキングはあらゆる場面で活用されています。

2.2: 問題解決におけるロジカルシンキングの必要性

問題解決のプロセスでも、ロジカルシンキングは欠かせません。論理的に問題を分解し、原因を特定することで、効果的な解決策を導き出すことができます。例えば、売上の減少原因を分析する際に、ロジカルシンキングを用いると、原因と結果を明確に分けて対策を講じることができます。

2.3: チームコミュニケーションでの活用

ロジカルシンキングは、チーム内のコミュニケーションを円滑にするためにも重要です。明確で一貫性のある論理的な説明は、チームメンバー全員が共通の理解を持つのに役立ちます。これにより、プロジェクトの進行や問題解決がスムーズに行われます。

3. ロジカルシンキングの実践方法

3.1: MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)とは

MECEは、問題を重複なく、漏れなく分類する方法です。これにより、問題を完全にカバーしつつ、重複を避けることができます。たとえば、マーケティング戦略の立案時に、ターゲット市場をMECEに基づいてセグメント化すると、効果的な戦略が策定できます。
そのためMECEを意識すると、物事を考える際に抜け漏れをを防ぐことができます。

MECEのイメージ
MECE

MECEで考える例としては、

  • ・因数分解
  • ・二項対立
  • ・時系列
  • などで考えると、MECEになるかと思います。MECEについては、市販のロジカルシンキングの本などでも多く取り上げられて
    いますので、ご興味があれば手に取ってみてみてください。

    3.2:ピラミッドストラクチャーの活用

    ピラミッドストラクチャーとは、情報を階層的に整理する方法です。最上位には主要な結論やメッセージを置き、その下にサポートする情報を配置します。これにより、複雑な情報をわかりやすく伝えることができます。

  • ・結論を設定
  • どのように論理を展開するかの枠組みを検討してみましょう。わかりやすく説明すると、結論部分の正しさを示すために必要な理由や根拠を洗い出す作業です。ピラミッドストラクチャーの枠組みは、MECE(ミーシー)になることが求められますが、MECEにこだわりすぎなくても構いません。
    その際、多数の仮説を立てて多角的な視点で検討してみましょう。

  • ・情報を整理する
  • 結論部分に関連するさまざまな情報を集め、共通する内容をグループに分けてみましょう。情報の整理ができたら、整理した情報からメッセージを抽出します。その際、単に情報を要約するのではなく、「何が言えるのか」「本当にそうなのか」「なぜそうなのか」を具体的に考えるのが大切です。上下のつながりに無理はないかを考えます。

    ピラミッドストラクチャー
    ピラミッドストラクチャー

    3.3:フレームワークの利用方法

    MECEやピラミッドストラクチャーを実践する際に、フレームワークを使用することは非常に有効です。たとえば、SWOT分析やPEST分析などのフレームワークを用いることで、体系的に情報を整理し、論理的な結論を導き出すことができます。ただし、フレームワークは非常に強力なツールですが、それに縛られるとほかの要素を見落とすこともあるので、最終的なツールとして考えてください。

    4. ロジカルシンキングとMBA

    4.1:MBAプログラムでのロジカルシンキングの位置づけ

    MBAプログラムでは、ロジカルシンキングは重要なスキルとして位置づけられています。なぜなら、MBAはビジネスリーダーを育成するためのプログラムであり、論理的思考が求められるからです。たとえば、戦略的意思決定やリーダーシップのカリキュラムでは、ロジカルシンキングが重視されています。

    4.2:MBAロジカルシンキングのカリキュラム例

    多くのMBAプログラムでは、ロジカルシンキングを鍛えるためのカリキュラムが用意されています。具体的には、ケーススタディやディスカッション形式の授業が一般的です。こういった経験をひたすら繰り返すので、実践的なスキルを身につけることができます。普段、社内で同じ人たちと議論するのも構いませんが、MBAであれば普段会うことのない人たちと議論することで自分自身の視野を広げてくれるはずです。

    5. ロジカルシンキングの習得方法

    5.1:MBAトレーニングと実践

    ロジカルシンキングは、トレーニングと実践によって習得できます。具体的には、問題解決の演習やディスカッションを通じて、論理的思考を鍛えることが重要です。また、日常の業務でも、意識的にロジカルシンキングを活用することで、スキルを向上させることができます。

    5.2:MBAケーススタディの活用

    ケーススタディは、実践的なロジカルシンキングを習得するための有効な方法です。具体的なビジネスシナリオを分析し、論理的な解決策を見つけることで、実務に直結したスキルを身につけることができます。

    5.3:書籍などのご紹介

    ロジカルシンキングを学ぶための書籍やオンラインリソースも多数存在します。例えば、『新版 考える技術・書く技術』や『問題解決プロフェッショナル』などの書籍は、ロジカルシンキングを体系的に学ぶのに役立ちます。オンラインでも、ロジカルシンキングに関する講座やウェビナーも利用できるので、そういったサービスなどを活用してみるのもいいかと思います。

    関連記事はこちら。
    未来の自分に投資する!リスキリングの始め方と実践ガイド

    ロジックツリーで問題を洗い出す:MBA流思考術

    SHAREシェアする

    ブログ一覧

    © 2024 START X