3年後に結果を出すための最速成長。なぜ僕らは成長しなくてはならないのか
赤羽さんの「3年後に結果を出すための最速成長」という新書が発売されました。
でも3年後でいいのか?遅すぎないかというのは自分だけですかね。。
この本の主張としては、技術進歩が急速に進む現在、これまでの成功体験は未来では通用しなくなる。だから自分自身が成長しましょうということだと理解しました。
AIやブロックチェーン、IoTなど新しい技術の紹介や、その技術にもたらされるメリットとデメリットがまとまっているので、参考になります。
一方で、それにまつわるメモ書きのためのタイトル「成長するためのヒント」という形で用意されているので、メモ書きが好きな自分にとってはありがたいです。
A4メモ書きをやっていると、メモ書きのタイトルが枯渇してくるんですよね。。
同じタイトルで深掘りすることもできるのですが、新しいネタも必要なので。
メモ書きをするには、インプットが重要だと個人的には思います。例えば、AIを活用したビジネスアイデアについて1分以内にメモ書きをしたとします。
そうすると、最初は自分の知っている知識を引き出しながら書き出していくので、最初の1回目のメモは、あまり内容のあることが書けないかもしれません。それは、当然で、知識もそれほどないようなことについて、最初からしっかりしたものを書くというのは難しいです。
修士論文のテーマを決める際にも、何十枚もテーマについて、自分が考えていることを紙に吐き出すことでようやく、少しづつ方向性が収束しつつある気がしています。
その間に、多くの文献や論文を読み、いろいろ考えた結果、論文テーマに関するメモ書きも変わってきたと感じています。
なので、自分がインプットしたものについて、自分なりに考え、咀嚼し、理解した結果、さらにまともなメモ書きができるようになります。インプットとアウトプットの繰り返しを習慣化したのが、A4一枚メモ書きというツールなのかもしれないですね。
このブログもいつのまにか、メモ書きで書いたことや感じたことを綴るツールになってきてしまいました。意外に、ブログも思考の整理ができて役立っています。
日本や世界の経営者をみても、読書などを通じて、インプットをされている方は多い印象があります。
経営者にとって、インプットは必要なのかということですが、そもそも「経営者に求められる資質」と言っても、知識や教養以外にも、いろんなものがありますよね。ビジョン構築力、組織をまとめる力、経営戦略、マーケティング、ファイナンスや変革力など、挙げればきりがないほど。そして、これらの能力を全て持っている人なんているのだろうかと。
倒産企業社長の特徴として、やはり経営者の問題が一番大きくて、その結果、企業内部環境の整備や戦略の策定ができずに倒産してしまうケースが多いのではないかと思います。そういう意味では、経営者自身が勉強をして常に手を打っていかなくてはならないわけです。なので、そのためにはインプットは必要なんだけど、アウトプットも意識しないといざという時に使えなくなってしまいます。
どんな本を読めばいいのかについては、いろいろあるとは思いますが、まずは自分の関心のある分野から読んでもいいと思いますし、ブックリストのような本もあるので、そんな本を参考にしてもいいと思います。例えば、ビジネス書であれば、「アメリカCEOのベストビジネス書100」に紹介されている本は、KBSでも紹介されている本も多いです。

- 作者: ジャック・コヴァート,トッド・サッターステン,土井英司(「ビジネスブックマラソン」編集長),庭田よう子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/11/17
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 76回
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ビジネス書以外でも、小説や漫画いろんなジャンルの本が紹介されていて、参考になります。
2章の「世界観・人生観は歴史書に学ぶ」を始め、日本と海外の比較した視点は面白かったです。
読書をどうやって血肉化するのかというヒントをこの本から学びました。ただ、漫然と本を読むのは意味がないのだということを痛感させられた本です。
KBSの清水先生の本です。パッと見、ブックリストでは無いようにみえますが、「目的や課題をとらえる視点」を経営学の論文や本から学ぶという変わった切り口で書かれた本です。
清水先生が「戦略プロフェッショナル」を紹介した4回にわたって紹介した第1回。読み物としても面白いです。
自分もまだまだ読書量が少ないと感じているので、いろんなジャンルから見識を深めていきたいと思っています。
動画でビジネス知識を加速させるには、こちら。