【国内MBA】⼀橋⼤学⼤学院経営分析プログラムの概要と入試対策
はじめに
近年、全日制の人気は以前に比べて落ちてきていると実感しています。
日本では、仕事のキャリアを中断して進学するリスクと、採用側からすると国内MBAの価値についてあまり評価が高くない
現状があるのかもしれません。今回は全日制でも⼀橋⼤学⼤学院経営分析プログラムの入試対策について
見てみたいと思います。
⼀橋⼤学⼤学院経営管理研究科 経営分析プログラム
⼀橋⼤学⼤学院経営管理研究科とは(HBS)
前回の記事でも紹介しましたが、⼀橋⼤学⼤学院経営管理研究科には4つのコースがあります。
全日制の経営分析プログラム、夜間の経営管理プログラム、ホスピタリティマネジメンプログラム、
⾦融戦略・経営財務プログラムです。
今回ご紹介する経営分析プログラムですが、ほかのプログラムの校舎は丸の内にありますが、この経営分析プログラムの
校舎は国立にあります。重厚かつ歴史のある建物をみると、ワクワクしますよね。
募集要項には、下記のような記載があります。
⼀橋⼤学⼤学院経営管理研究科経営管理専攻修⼠課程経営学修⼠コース経営分析プログラムでは、多様な
⼈材を対象に、企業経営に関わる基本的な考え⽅を幅広く学修した上で、現実社会において直⾯する諸課題
について深く考察して創造的な解決策を提案するための思考⼒を養成していきます。
出所:2023 年度⼀橋⼤学⼤学院経営分析プログラム募集要項
入試情報
こちらをご覧のとおり、経営分析プログラムは多様な人材を対象としており、新卒も対象になっていることが
特徴として挙げられます。
上記のように、一般に加えて、企業推薦、学内推薦、特定校推薦、外国人など募集要項にもあるように
多様な人材を受け入れていることが分かります。ただ、募集定員は38名なので、一般枠で入るにはそれなりの競争倍率に
なるかもしれません。
【国内MBA】慶應ビジネススクール(KBS)の入試対策
経営分析プログラムの平均年齢ですが、学校が公表しているデータによると2020年で27歳とあり、
夜間の経営管理プログラムに比べると8歳ほど若いことが分かります。
やはり新卒を受け入れていることから、在校生の平均年齢が低くなっています。
出所:プログラムの特徴
⼀橋⼤学⼤学院経営管理研究科 経営分析プログラムの入試について
⼀橋⼤学⼤学院経営管理研究科 経営分析プログラムは、小論文、書類、面接に加えて、
英語⼜は数学のうちいずれか 1 科⽬を試験場において選択して解答することが求められます。
面接は、経営管理プログラム同様、提出した研究計画書(職務・学習経歴書、将来計画書)に基づいて行われます。
一橋大学では入試問題を公開していますが、ほとんどの場合著作権の問題のため、問題文を見ることができません。
ただ、どのような設問を出しているのかは参考になるかと思います。経営学の知識を求める設問というよりは、長文を早く的確に
読みこなす能力と、要約する論理的思考力を問う問題が多いかと思います。
ここでも圧倒的に重要なのは、研究計画書になります。どんなに筆記の点数が良くても、研究計画書ができていないと
合格は難しいと考えます。
過去の入試問題と合格実績
競争倍率は2021年が2.1倍、2022年が3.4倍となっています。パートタイム型に比べるとやはり低い数字です。
ただ、推薦などの人数を考えると一般入試の倍率は高くなっているかと思います。
出所:合格実績
先ほども書いたように⼀橋⼤学⼤学院経営管理研究科経営分析プログラムでは、筆記試験と研究計画書、面接があります。
まずは、筆記試験と研究計画書の対策を行っていく必要があります。ここ数年、一橋の小論文はあまり差が付きにくい
問題も見られます。英語又は数学については、TOEICのような文法問題などは出題されず、英文和訳や内容理解などが中心です。
英語が苦手な人は日ごろから英単語の覚えなおしなどちょっとした時間を活用して英語に触れる機会を確保する必要があります。
経営管理プログラム同様、経営分析プログラムも書類のウエイトが大きいと考えていますので、そちらを優先して
取り組んでみてください。
【国内MBA】予備校が教える⼀橋⼤学⼤学院経営管理プログラムの入試対策
研究計画書については、経営管理プログラムと内容は同じです。
「これまでに経験してきた職務・学習の内容とその成果・実績等(年代順に記述)」と
「志望動機、入学後の計画、修了後の計画」についてそれぞれ2,000字程度の書類を書く必要があります。
まとめ
一橋MBAの経営分析プログラムについてみてきました。全日制でもやはり人気はあり2倍以上の倍率があります。
全く手も足も出ないというよりは、しっかり対策を立てていけば合格できる可能性のある学校になります。
独学で勉強する場合、研究計画書をほかの人に読んでもらって意見をもらったり、客観的な意見をもらうことも
大切になるかと思います。対策期間をしっかりと取って、対策を行っていただきたいと思います。
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